2016年8月12日金曜日

須賀川の450mmφ灯器

半年以上の放置プレイで、楽しみに御覧いただいている皆様には申し訳ありません。


既にYouTubeの背景にも一時的に上げていますが、今回の記事ネタを。

(全景が見やすいようサイズをやや大きくしています)
須賀川市のR118近くにある交差点です。

ここには

450mmφレンズ灯器があります。

赤+直進矢印 → 黄 → 赤
以上を繰り返す動作で、青は点灯しません。

何故かと言うと、
交差点が画像の矢印のように車を誘導させているからです。

大雑把に言えば丁字路の交差点ですが、通常の丁字路に画像から見て右に行きたい車を左側の一方通行専用路に誘導させて行かせる道が追加されている形です。

こうすることで、通常の丁字路で右折車と対向車による衝突事故が起きてしまうことを防ぐことが出来ます。
ただし、専用路を特別に造成するため土地代や道路整備のコストが掛かってしまうのがネックですが。

実はこれに似た形状の交差点は、県内では何カ所かあり、主に右折させると通常以上に危険な交差点が含まれます。
(郡山市-R49日大入口交差点や西郷村-R4 AEON前交差点など)

この交差点では、手前が直線の見通しの良い坂道で右折用レーンが無く(仮に)無理に右折する車がいるとするとかなり危険なため、右折しないよう注意喚起で450mmφ灯器が設置されているのだと思います。

製造年月はどちらも平成12年(2000年)1月製と新しいです。

県内ではほぼ同時期の450mmφ灯器が複数箇所にあったので、それまでは450mmφ灯器が殆ど無かったのかも知れません。

この交差点の他の灯器は、特にめぼしいネタが無かったので撮影しませんでしたが、気になる方はGoogleのストリートビューでも写っているので御覧頂ければと思います(設置場所詳細は記事下記にあります)。

2016年3月5日土曜日

右折分離制御の普及

前回の「時差式矢印廃止」に引き続き、ここ数ヶ月で地元付近で信号制御の変化が起きていましたので今回もそれについて書き込んでいきたいと思います。

今回は通常制御(紹介は右折矢印付き)→右折分離制御 へと変化した交差点の紹介です。

全国的に見れば、右折分離制御方式の採用は地域によっては積極的に採用している所もあれば、殆ど見かけない地域もありますが、とちぎではここ10年で結構増加したような気がします。


今回の紹介は、制御変化前と変化後の両方を取材してきたので画像が多めとなってしまいますが予めご了承頂ければと思います(記事の2分割も考えましたがそうすると次回何時記事更新するかも分かりませんし更に説明が分かり難いと考えました)。


-----------------------右折分離運用前の様子---------------------

前回と同じ路線である、R119の宇都宮環状線(通称 宮環)の交差点です。
交通量は多いです。



制御変更前で、表示板がマスキングされています。

元々この灯器には三位灯器と同型の京三VAT薄型の右折矢印が付いていましたが、それが撤去され新たに三位の矢印が設置されました。


歩道橋設置では表示板が横型ですが、それ以外では縦型になっています。


灯器銘板です。
京三VAT薄型の方は警交1014ものが普及し始めていた頃の設置で、2009年12月製となっています。
そして今回新たに設置された三位矢印は日本信号のED1176薄型ベースで形式はED1176D、2015年6月製でした。
矢印灯器に関しては、製造から半年以上経っての設置になっていますが、県内の他の場所で去年既に同型の薄型での設置を何カ所かで確認していて、それらと同じ時期に纏めて納入されたものと考えられます。


歩灯は三位灯器と同時期に設置・更新されたPAT薄型灯器です。
別の柱に移設されたため、「歩行者・自転車専用」表示板が隠れています。

制御機の老朽化や制御変更で、制御機本体も更新されました。
これまで稼働していた制御機は、画像のピンク色矢印で示している道路を挟んで反対側にありました。
更に撮影し忘れましたが、交差点前後で車両用感知器の設置も確認しました。

実を言うと、制御変更されたのはこの1交差点ではありません。
上記画像のピンク色矢印で示した、隣の交差点も一緒に制御変更されました。

「W」での、右折分離制御への更新です。


こちらが制御変更されたもう1つの交差点です。

表示板表記が少し見えていました。



灯器に関しては、VAT薄型世代に路線単位で連続更新がされたため、先述の交差点とほぼ同じ組み合わせです。
余談ですが、今回の更新工事で電気配線等が綺麗に束ねられていました。

そしてこちらも、制御機が更新されました。



以上が制御変更前の様子でした。

-----------------------右折分離運用前の様子---------------------








-----------------------右折分離運用後の様子---------------------

上記の撮影から2週間弱が経過して、再び様子を見に行ったところ表示板のマスキングが外され、右折分離制御になっているのを確認しました。



マスキングされていたのは、右折分離方式であることを示す表示板でした。
この制御方式で、ご丁寧にも表示板を設置するのは全国的に見ても殆ど見かけない気がします。

取材時に様子を見ると、残念な事に、一部の運転者の認識不足なのか、周知徹底不足なのか

(←+↑)点灯時に、既に停止線を越えて右折してしまう車両を何台か見かけました。



制御機も、変更に伴いカバーが外され稼働していました。
最近の制御機にしては結構大きいです。
集中制御も兼ねているものなのでしょうか??


そして、隣の交差点も同様に制御変更され稼働していました。
右に見える縦型灯器が、前回の更新から更新されずランプ式で残っている所が少々気になりますが。


こちらも表示板は隣の交差点と同じものでした。

-----------------------右折分離運用後の様子---------------------


この2つの交差点では、交通量が多く右折車が時間帯によって多く並ぶ所でもあるため通常制御(+右折矢印)でこの運用は暫く変わることがないと思い、これまで取材していませんでした。
それだけに、今回の右折分離制御には驚きました。

ただ、よくよく考えてみれば先述のように車がひっきりなしに通る程交通量が多く、周辺を歩いているとスーパーが複数あるところなので自転車や歩行者の横断が周辺よりも多いため、制御変更されたのもある程度納得しました。

少々懸念される所としては、右折車が多い方向があり専用レーンがそれ程長くないので交通量が多い時間帯に右折車があふれて直進車車線までふさいでしまうことがないかという事です。

制御変更が表となるのか、裏となるのか・・・まだ運用されたばかりなので今後の様子に注目したいです。


右折分離制御のメリット・デメリットについて-------------------------------

※メリットとしては、右折車による対向車の衝突事故・右折側の横断歩道での横断歩行者や自転車の巻き込み事故がほぼ無くなり、交通事故減少に貢献出来る。

※デメリットは、右折車が進める時間が少なくなるため右折車が多く並び、場合によっては交差点周辺で渋滞が起こる。(→右折専用レーンの拡張等ハード面での整備が必要になる)
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特に、歩行者・自転車横断が多い都市部・市街地や4車線以上の幅広道路では交通事故減少のメリットがあるので、こういう場所での更なる普及に期待したいですね。


2016年2月14日日曜日

時差式用の矢印撤去

とちぎでは、時差式運用の交差点では延長側は「赤+全方向矢印」で運用される交差点が多いですが、長い間その方式だった1つの交差点に先週、動きがありました。

2011年2月時点での状況です。
主道はR119バイパスで通称 宮環(宇都宮環状道路)になっています。
それ故、昼夜を問わず交通量は多い状況です。

丁字路交差点で、延長側の右折レーンがある方向ではこのように(↑)+(→)の二位式矢印が付いていました。

大雑把に、延長時の点灯状況です。
実は従道側も中規模のスーパーや住宅団地があるため、右折車も多いです。

以上が2011年での撮影で、2016年2月の先週までの状況でした。



そして、つい先日に撮影したのが以下です。



見事に矢印が無くなっていました

当たり前ですが、補助側も矢印が撤去されていました。

細部を見ると、矢印灯器が付いていた跡が見えます。
配線出入り口だった穴もきちんと?ふさがれていました。


矢印が無くなったので、時差式運用の廃止か?と思いましたが、表示板は撤去されていなく、更に青延長運用もされていたので今後もこの動作で稼働していくのではと推測しています。
(ただ撤去からそれ程時間が経っていなく、更なる変更の可能性も有りうるので変化がありましたらまた報告したいと思います)

ここは、環状道路が出来て交通量が多くなった大分前から矢印を使用しての運用だったため、矢印灯器の撤去は意外で驚きました。

先述のように、右折車が多い為に今後この交差点の交通状況が以前とどのように変わるのかが気になるところです。


警察庁の通達では、時差式方式では混乱を招く事があってなのか延長側は矢印灯器を付けずに青点灯で運用する事になっているそうで、今回の事例はそれに沿うように変更された・・・と言うことなのではと思われます。
因みにこの通達は、法的拘束力とかまでは及ばないようであくまでも「推奨」と言った方が近いでしょうか(ここら辺は言葉が正しいのか自信がありませんが)。

事実、全方向矢印灯器を稼働しての時差式運用はとちぎ以外の地域でも多数の交差点でありますので。


(↑2011年撮影の画像です)
これまであった矢印灯器が無くなると、何か物足りない感があるようにも思えてしまいますが。。。


ただ今後更に、通達に沿うようにして時差式の矢印廃止が県下で出てくるか・・・注視していきたいと思います。