2014年10月5日日曜日

補助信号だけが通常フードな交差点

たまには地元なネタを紹介します。

珍しいものではありませんが・・・分かりやすくするため今回画像かなり多めです(汗


宇都宮市の上河内地域にある交差点です。
(上河内地域・・・十数年前までは 河内郡上河内村 だったのが町制施行により町に格上げ、更に平成の大合併により河内町とともに宇都宮市に編入となった地域です)

この交差点は田原街道r63と、R293が交差する場所で2012年12月よりr63側が右折分離方式に制御変更されました。

ご丁寧にも、右折分離方式で有ることを示す板が付けられています。

面白いことに矢印灯器を含み全てが変則的なフードになっています。
(裏側の補助灯器は通常フードでした)

実はこの交差点、形としては 「十字」 ではなく 「X字」 型をしたやや鋭角な交差点になっていてその環境によりこのようなフードが付けられているものと考えられます。


そしてこちらはその反対方向に有る灯器。
こちらも同じく変則フードになっています。

補助灯器はご覧の通り、通常フードです。

よく見ると、半筒型フードになっているのは三位灯のみで矢印灯器は通常フードのものを60°程ずらして付けられているようです。


上から、三位、矢印のそれぞれの銘板です。
栃木県では2008年の途中から薄型に移行したので、この頃の薄型灯器はあまり多くは見かけません。
矢印灯器に関しては、右折分離方式導入の際に追加されたもので比較的新しいです。
矢印の素子は、上記画像をご覧の通り少ないタイプです。

県内も、ここ5・6年くらいでだいぶ右折分離方式が増えたような気がします。



続いて、R293側の灯器を見ていきます。

こちらは右折分離方式では無く、通常で右折矢印が出る現示です。

福島でよく見かけるずらし設置っぽいような雰囲気もしますが・・・

アームは別々です。
結構角度が付けられて設置されていました。

そしてこちらも正灯器のみが、変則フードになっています。

フードの形としては、r63側と同じものでしょうか。

勿論反対側も見てみます。

こちらも正灯器のみが変則フードです。

斜めから撮ると・・・中々面白く写ります。
誤認防止という意味合いもありそうですが、交差点の形状からして

見切り発車防止

の方が可能性としてはあるのではと考えられます。
栃木県でも、かつての山梨県ほどの熱入りではありませんが所々で、見切り発車防止のような対策は見かけます。


銘板撮影は忘れてしまいましたが、r63側と同じく三位は2009年製で矢印は2012年製と思われます。


交通量は、R293側が多いのですがr63側が4車線道路なのに対しR293が2車線となっていることから、幅が広いr63側を右折分離方式にすることによって対向車の衝突や歩行者等巻き込みの防止に繋げているものと考えられます(ただ、歩行者・自転車が多く行き交うような交差点ではありませんが・・・)。



歩灯は全てこちらのタイプです。
県内で警交無しは比較的珍しいのかも。
この年の6月辺りから、長いフードに変更となっています。

制御機も、方式変更とともに更新されたようです。
フォントが刷新されたものですね。

更に、
交差点周りにある感知器は、更新が無く以前から設置されているものです。


・・よく考えたら、車両用灯器から歩行者灯器、さらに機器等まで全て日本信号だ。
流石は栃木。





記事とは関係無いですが、県内更新確認分・・・
●真岡市・芳賀山前郵便局丁字路
●同市・山前小
●同市・小林
以上、r166沿い

●芳賀町r156xR123交差部分の数カ所

何れもNS製の1176形薄型灯器に更新されていました。
去年の県下大量更新からはだいぶ落ち着いた感じですが、徐々に更新はされているようです。
鉄板丸型世代やアルミ分離世代が更新対象になっています。



更に信号と全く関係無い蛇足の蛇足ですが、
ここからR293さくら方面に1km弱行くと、亀田製菓の子会社である日新製菓の工場が有ります。
主に煎餅やおかきが販売されていて、それが美味しくて個人的にはお勧めです。
(工場正面には営業時間がありますが直売所もありますのでそこで購入もできます)

2 件のコメント:

  1. 栃木県は随分右折分離式が導入されているようですね・・・。
    全景画像を見るとあまり車が走っていないように見えますが・・・朝夕は交通量が多い交差点なのでしょうか。。

    たしかに微妙な角度で交差している交差点は誤認防止の意味合いもあると思われますが、、本当に筒型庇を設置しなければならないか微妙な箇所もあるので見切り発車防止という意味もあるのかもしれませんね。

    わざわざ別々のアームで補助灯器を設置するところも面白いですね。。
    抱え込みで縦型設置でもいい気がしますが・・・交差点の主灯器と補助灯器で並び方が違うというのを避けるためなのでしょうかね?
    ただ補助灯器で縦型設置をしている交差点もあるでしょうし・・よくわかりませんね。。

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    1. sitiさん>再びコメントありがとうございます。

      >全景画像を見ると
      そうですね、R293は主に大型トラックなどがそこそこ走っている路線なので交通量はそれ程少なくありませんが、r63のこの近辺は信号交差点も少なくラッシュの時間帯でも比較的少ないです。
      となると、恐らく車線幅の広さを優先して分離方式にしていると考えられます。
      人通りも殆ど無いので、右折車とその対向車との衝突事故回避が目的なのかも知れません。

      >抱え込みで
      説明していませんでしたが、この方向からですと緩やかなカーブになっているので仰るとおり縦型で設置しても良いのかも知れません。
      栃木では、角度のあるカーブでは縦型の予告灯が設置されることがありますが、緩やかな場合だと、例えば二股設置にして横型で・・・という箇所も見かけますね。
      状況に応じてでしょうか。

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