2018年1月27日土曜日

低コスト型+視角制限

先述の通り、引き続き県内ネタを。

https://japan-trafficlight-info.blogspot.jp/2017/12/250mm.html
こちらで最初に紹介されている、宇都宮市下小倉町の日新製菓前の交差点。
実は県内では初見のものが潜んでいます。

前回は主道側から撮影しましたが、こちらは従道からの撮影です。


画像正面は低コスト型となっていますが、

裏側は300mmφレンズ従来灯器となっていました。
視角制限フード付きです。

信号電材と似たようなフードです。

「KO16」とありますが、2017年2月の製造です。
見難いですが、低コスト型は2017年9月なので半年以上差があります。
因みにどちらも同じタイミングで更新されたものです。





そして、初見のもの。
最初の1枚目に写っていましたが、


視角制限付きの低コスト型が設置されました!

銘板の形式は「1H253L」と通常版と同じです。


ここの交差点では計2基が設置されています。

通常に比べ、消灯時のレンズがかなり黒くなっているのが特徴です。

300mmレンズと同様、通常レンズに特殊なフィルムみたいなものが付けられている様に見える気がしますが・・・専用に造られているのかもしれません。
しかしよく見ると300mmレンズのとは微妙に違っていて、レンズ外側に光を遮る黒いものがあります。

この角度から見ると、もう殆ど見えない状態です。
筐体は低コスト型なのに、優れた機能が備わっていると思います。

通常のレンズではフードレスで、交差している側の灯火が見え見えなので、見切り発車防止の観点から、標準装備にすればいいのでは・・・と、ふと考えてしまいました。




以上です。
次回も、県内話題でいこうかと思います。

2018年1月20日土曜日

赤だけ30現存状況

(1/21一部情報修正)

先述の通りの「アレ」=赤だけ30の現存状況についてです。

これはあくまでもこれまでに見た私なりのフィーリングでの調べですので、実際の状況や他の方の調査とは異なるかもしれませんのでそこはご了承いただければと思います。



●小糸工業(コイト電工)
現存度:★★★

平成の始め~アルミ採用(平成9年頃)までの間にかなりの数が設置された模様。
他メーカーがアルミ灯器採用後も設置されたので、県内の赤だけ30丸型では現存数は恐らく1位。
国道沿いや主要幹線道路ではめっきり見かけなくなってしまったが、中小規模路線~マイナーな路線や学校前の押しボタン式などではまだまだ見かけます。
灯器の状態は良好なものが多いが、今後は低コスト灯器の進出により数を少なくしていくものとみられます。



●京三製作所
現存度:★★

こちらも小糸製と比較的近い時期にアルミ移行されたようで、まだ所々で見かけます。
小糸製より少ないのは元々数が前者より少なかった事、近年になり錆が目立ち状態が悪化している事などが少なくなっている要因として挙げられます。
私の生活圏近辺でもありましたが、次々と更新されており、低コスト灯器の導入スピードによっては5~10年以内には姿を消すかも。。。



●日本信号
現存度:☆

宇都宮市内では恐らくヤマダ電機前の押しボタン式のみ(現時点で)。
県内でもある場所は本当に僅かです。
状況によってはこの先数年で県内から姿を消してしまうかも。
(群馬県ではまだまだありますが)

現存度:★

内庇タイプは絶滅寸前という状況ですが、外庇タイプはまだ現存数はあります。
アルミ灯器に関してはNSは飽きる程の数が設置されましたが、丸型の現存数は逆転して小糸や京三が多いという現況。
県南部では所々でみられるものの、数は少ないです。



現存度:★★★★

全国でも栃木県限定のタイプ。
中小規模路線や、路地裏ではまだまだ見かけます。
赤だけ30全般としては現時点で一番多いかも。。。
オールLED化される様相が無ければここ5年くらいは安泰なのかもしれません。
ただここ数年でランプ式アルミ灯器も更新されていて、実際このタイプの灯器も更新されているのを確認したので、数は確実に少なくなってきています。



●その他
懸垂樹脂赤だけ30・・・最近確認はしていませんが現存している模様。
小糸網目赤だけ30・・・那須塩原に1か所だけ現存。
(NS製低コスト灯器[ED1191A]に更新されたという情報を頂きました)
京三網目赤だけ30・・・壬生町に1基、小山市に1か所現存。
ランプ式オール250mm・・・小山市の1か所のみ?


以上です。
次回も県内ネタですが、ある交差点のコイト製低コスト型について紹介する予定です。

2018年1月14日日曜日

低コスト型の4位灯!ですが・・・

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。


去年秋~年末にかけて、低コスト灯器への更新ラッシュがあった栃木県ですが、その後も続々と更新か所が増えています。

つい先日、用事がてらにたまに通る栃木市の交差点がここ1・2週間程前に更新されたのを確認したので早速撮影に行ってきました。

栃木市平柳町にある、五差路の交差点です。

宇都宮市内~栃木市を結ぶ4車線の幹線道路で交通量は多いですが、車両用は全て250mmLED灯器に更新されました。

NS製の低コスト型で、筒形フードが付いています。


3色灯器は形式が「ED1191A」、矢印三位は「ED1191C」となっていました。
矢印三位は県内では初見です。

フードが付いていない通常型もあります。


そして・・・遂に低コスト型の4位矢印が登場!

・・・








・・・








・・・




はい!





・・・って、一体型の矢印ではなく一灯式(一位)の矢印を4つ並べたものですが。
これはまたこれで面白いです!
新鹿沼駅、宇都宮市野高谷町の交差点と続き、4位矢印の新たなとちぎの注目スポットとなりそうです。

更新前は矢印も三位でしたが、五差路の為分かりやすくするために斜め方向の矢印が追加されたようです。

通称「大ちゃんの涙」状態です。
300mmφレンズ灯器とはまた違う迫力があります。

それにしても、取り付け部品の多い事・・・設置業者さんに「あっぱれ!」です。

ほぼ北方向に向いているので、逆光にはなってしまいますが見応え十分で堪能できました。


因みに歩灯は

2013年に路線更新で薄型化されていたので、そのままです。

交差点の制御機も気になったので見てみると・・・98年の製造でした。
20年経過しているのでそろそろ更新かな・・・と帰りに隣の交差点を見ていると、制御機の周りに規制線が張られていたのでこの制御機も近いうちに更新されるのではと思っています。


で、かの横型を縦設置にした小糸網目赤だけ30のあった交差点。
詳細が気になり確認したところ、

ここも京三プレートの低コスト型でした。
横型・歩灯も同じ「もどき」でした。

間違って記載してしまった事をお詫びして訂正させていただきます。。。



次回もとちぎネタで書きたい件がありますが、恐らく「あれ」の現存状況についての話題にはなるかと思います。